噺の迷宮:5月前半圓朝噺覚書
こちらも書いておかねば、な高座覚書です。
取り急ぎ、ごくごく簡略に…度々嘆いていることではありますが参戦までにクリアせねばならないハードルの上りっぷりといったら。そして、覚書upまでの作業時間確保に苦労することと言ったら。…今年はますます日記が遅れてしまいそうです(涙)。
◎第7次第2回「圓朝座」覚書
開口一番:「真田小僧」 林家はな平
「 牡 丹 燈 籠 ~幸助伝~」 鈴々舎馬桜
お 仲 入
「 名人長二 ~仏壇叩き~」 隅田川馬石
今年のゴールデンウィーク中唯一無二の落語会参戦がこちら、馬桜師の圓朝座。お仕事スケジュールを押したり引いたり、万難を排して(なにしろ担当公演前夜 ^-^;)駆けつけました。
さて圓朝師が口演したとおりに「牡丹燈籠」を再現すると、本伝(幸助)・脇(お露新三郎)を1夜おきに、ということになるのだそうですが、この場合、恒例の“前回までのあらすじ”は果たして昨夜のあらすじor一昨夜のあらすじ、どちらなのでしょう? 今宵は第2回ということで、もちろん発端(お露新三郎)のおさらいをしてから本題へという流れになったのですが…聴き進むにつれメビウスの輪の裏側に置き去りにされたような気分に。“迷い込んだ”この感じ、噺の2重螺旋構造のなせる業? それとも師のお声の力(みふみにとって師のお声は圓朝噺のイメージそのものなのです)? 圓朝師のしかけた罠にはやくも嵌ってしまった気分の夜でした。
馬石師が通しでお持ちという「名人長二」は師の真打昇進以前より興味をそそられていた噺、この度夢叶って発端拝聴。いずれ通しで拝見したいと改めて感じたのでした。
◎雲助x小里ん「髪結新三」覚書
開口一番:「子ほめ」 柳亭市助
・髪結新三・
「発端~白子屋~永代橋川端」 柳家小里ん
お 仲 入
「富吉町新三内~深川閻魔堂」 五街道雲助
圓朝師の罠から逃れられないみふみ、こちらも万難を排して駆けつけた次第。。。
前半後半ともに芝居掛を含んでのリレー口演ゆえに両師匠の芸風&アプローチの違いが際立って感じられ、興味深く拝見。小里ん師は柳派らしい語り口と終盤の芝居掛の落差がツボ、雲師の後半では徹頭徹尾“ワル”な、新三vs源七vs家主長兵衛の三つ巴の駆け引きを大いに楽しませていただきました。
なかなか拝見する機会に恵まれない小里ん師の芝居掛はオリジナルとのこと。そして雲師の芝居掛はクライマックスの大立ち廻り(ひとりで殺陣!状態)…この部分、お二方とも、口演されていてさぞ快かったのでは、とお見受け致しました。
芝居好きの両師に触発されたのでしょうか、今月の平成中村座の「髪結新三」を拝見に行く機会はあるやなきや? と手帳をめくり始めたワタクシ。←いえ、あるわけないんですけど(T-T)
このままずっと迷っていたい…圓朝噺の迷宮からは、生涯抜け出せないかも、と覚悟したみふみなのでした(^-^;)
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